治療の前に患者様に
お伝えしたい8つのこと
東灘区の歯医者 おおにしハート歯科では、
治療の前に
できるだけ分かりやすく>来院者のお口の状態を説明していますが
「歯が悪くなる原因」「歯がなくなると、
どんな悪影響があるか」「正しい予防の仕方」など
診療室だけでは話しきれない様々な知識を
少しでも伝えたいと思い、このページをつくりました。
東灘区の歯医者 おおにしハート歯科では、
治療の前に
できるだけ分かりやすく>来院者のお口の状態を説明していますが
「歯が悪くなる原因」「歯がなくなると、
どんな悪影響があるか」「正しい予防の仕方」など
診療室だけでは話しきれない様々な知識を
少しでも伝えたいと思い、このページをつくりました。
一番虫歯になりやすいところは、歯と歯の間です。次に歯のかみ合わせの溝の部分。
そして歯肉と歯の境目の部分です。これらはすべて、歯ブラシの毛先が当たりにくいところです。つまり歯垢(プラーク)が付いたままになり、虫歯の細菌が多い場所。
普段の歯みがきだけでは十分ではないので、定期的に歯医者さんでクリーニングしてもらうことがとても大事です。
口の中と体は大きく関係します。歯周病が悪化すれば、今度は体にも悪影響があります。
健康のためには、生活習慣の改善や禁煙など、リスクを減らすことも大切です。
つまり虫歯治療を何度しても、虫歯の進行自体を止めなければ月日が経つ度に再治療となり、歯は無くなっていきます。
ちなみに再治療までの年数は、小さい詰め物やインレーは5年、クラウンは7年、ブリッジは8年だと言われています。
歯周病は痛みが出ないことが多い病気です。歯ぐきが腫れたまま放っておくと、知らないうちに少しずつ歯を支える骨が無くなります。そして歯が少なくなると、ものが咬めなくなり口の中だけではなく全身に悪影響が出てきます。
※歯垢・・・細菌の塊。やわらかいので、歯みがきで取ることができる。
※バイオフィルム・・・歯の表面についた細菌が層状に重なったもの。歯に強固についているため、 歯みがきでは取ることができない。一度無くなっても、平均3ヶ月で元に戻ります。
これを繰り返すことで、お口の中の原因菌を少ない状態に保ち、感染症である虫歯と歯周病を予防できるという仕組みです。
ホームケアだけでは、歯垢は減りますが歯の表面のバイオフィルム(細菌の膜)は取れないので、効果は低くなります。
ホームドクターを見つけて定期的にプロフェッショナルケアを受けることで、あなたの歯をいつまでも健康に保つことができます。
歯周病菌による口内の炎症が、胎児の成長に影響し、早産を引き起こすことがあります。歯周病の妊婦さんは、歯周病でない妊婦さんと比べて、早産や未熟児を出産する確率が7倍とも言われています。
歯周病菌が誤嚥(ごえん)により肺に感染し、肺炎を引き起こすことがあります。(誤嚥性肺炎)
糖尿病の患者さんが歯周病にかかっていると、血糖コントロールが難しく、さらに悪化してしまう可能性があります。逆に糖尿病のコントロールができていないと、歯周病の治りも悪くなります。
歯周病が重症になると、歯周病菌による炎症から血栓ができやすくなるため、 動脈硬化を招き、心筋梗塞や狭心症などを引き起こすことがあります。
また、心臓の内側にある心内膜の炎症を引き起こし、細菌性心内膜炎になる場合もあります。
そして歯が抜けていくと・・・健康寿命も短くなります。
自分の歯の本数が少ない人ほど、1ヶ月にかかる全身の病気に対する医療費が多いという調査結果も報告されています。
逆に残っている歯の本数が多いほど、歳をとっても自分で歩くことができて、自立した生活を送っている方が多い傾向にあり、また平均寿命も長くなります。
歯の予防をすれば、しっかり咬めて、体も健康になりずっと元気に生活できます。しかも長生きできます。
歯の予防の大切さが分かりますよね。
65歳以上の男性の死亡率を比べると、ホームドクターがいる人は17%、いない人は21%です。
65歳以上の女性の死亡率を比べると、ホームドクターがいる人は9%、いない人は20%でした。
ホームドクターがいる人の方が、 明らかに死亡率が低くなっています。ホームドクターがあり、健康で長生きする人は以下のような特長があり、身体的・社会的・精神的健康が優れている傾向にあります。
自分の健康に責任を持つ。 そのための手助けをしてくれるのがホームドクターです。
是非自分のお気に入りの歯医者さんを見つけて下さいね。
そして75歳以上で20本以上自分の歯がある方は、 83.8%もの方が「何でも噛んで食べることができる」と回答しているのに対し、歯が19本以下の方は46.6%、全体の半数以下の方しか「何でも噛んで食べることができる」と回答していません。
やはり年をとっても歯があることで、 満足な食生活を送れることがわかります。
参考文献
・the Quintessence Vol.29 No.11 かかりつけ歯科医のすすめ 患者の健康増進に寄与するために
・健康長寿元気のためのかかりつけ歯科医のすすめ 東京都港区芝歯科医師会・芝エビ研究会